【1】文旦フレーバーティー


緑茶生活提案
みなさんは、フレーバーティーと聞いて何を思い出されるでしょうか?

有名なのは、紅茶ベースのアップルティーやレモンティー、緑茶ベースのジャスミンティーなどがあげられると思います。
やはり多いのは、フルーツの香りをまとったもの。

せっかくフレッシュな緑茶がお手元にあるのであれば、果物の皮を利用して香り豊かなフレーバーティーでいつもと違う緑茶を楽しんではいかがでしょうか。

今回は、2月に頂いた「文旦(ぶんたん)」という高知の果物(柑橘類)の皮を利用して手作りした、文旦緑茶を紹介します。

文旦は、外の皮が大変厚く、むくのは大変なのですが、グレープフルーツのような爽やかさとオレンジのようなジューシーな甘さもある、大変おいしい果物です。外の皮をお台所の窓際に1週間ほど置いて自然乾燥させ、小さく刻んだあと、中国緑茶・径山茶の缶の中に入れて約1ヵ月放置。緑茶の鮮度は少し落ちますが、その分、文旦の爽やかな香りがしっかり茶葉に移ります。

このお茶を入れるときは、皮も一緒に急須に入れて、お湯を注ぎます。
普段より少し長めに蒸らすとおいしく煎れることができます。

<文旦緑茶>
1.文旦の外皮を約1週間自然乾燥させます。(冬場)

2.径山茶の缶へ、刻んだ1.を入れてさらに約1ヵ月保存します。

3.刻んで入れた文旦の外皮と、茶葉を急須に入れます。
  この時の茶葉(文旦の外皮を含む)は通常の約2倍・お湯の温度は
  80-85度がおすすめです。

4.約1分半蒸らします。

5.湯飲みに注ぎ分けて、できあがり。

緑茶生活提案

フレッシュな果物から、軽く乾燥させただけの外皮を利用するので、とってもフレッシュな香りが楽しめます。市販のフレーバーティーで香りが苦手な方にもおすすめです。

【2】冷た〜い緑茶の煎れ方


冷たい緑茶

ペットボトルの緑茶を片手に歩いている方を見かけることが多くなりました。そろそろ冷た〜い飲み物がおいしい季節になりましたね。

便利なペットボトルやインスタント緑茶(ティーパックや粉の緑茶)も手軽で良いのですが、緑茶専門店の笑容としては、是非茶葉を使った緑茶をご家庭で楽しんで頂きたいと考えています。

そこで今回は、冷たい緑茶のおいしい煎れ方をご紹介します。


1. 1リットルのお水に対して、約15-25gの茶葉を用意します。

2. 麦茶などを冷蔵庫で保存するポットに1.を入れ、半日ほど冷蔵庫でねかせます。

ポイントは、
・ 熱いお湯で煎れた緑茶を冷やさないこと。
 (白くにごったお茶になってしまいます)

・ 普段煎れている熱いお茶よりも濃いめを心がける。

・ できた冷たい緑茶は、早めに飲みきること。



熱を入れたあとに冷ますと、カテキンとカフェインによって白くにごる性質がある緑茶は、せっかく清涼感あふれる緑色もだいなしになってしまいます。濃いめに作って氷を浮かべて、見た目にも涼しさを演出して緑茶生活を楽しんでください。

【3】緑茶に合う意外なスイーツ


ティータイムティータイムといえば、どんなものを思い浮かべるでしょうか。

「ティー」の「タイム」→茶の時間なので、お茶(紅茶・コーヒーなども全部含めて)を愉しむものだ!と、いわれる方も多いでしょうが、笑容では、「ティータイム」=【ゆったりとした気分を楽しむ時間】と位置づけています。

なかなか毎日、ゆったりとした時間を過ごすのは難しいですが、せっかく時間が取れたら、お気に入りのスイーツとお茶を並べて、ほっこりしたい。

お茶やスイーツの並んだテーブルを囲んで、家族や親しい仲間と一緒にわいわい過ごすティータイムも楽しいですが、ひとりでお茶やスイーツの風味を愉しみながら過ごすのも、また優雅なもの。

スタンダードな緑茶のお茶請けは、だいたいこんなイメージではないでしょうか。

<緑茶のお茶請けイメージ>
ひまわりの種、ドライフルーツ(中国茶のイメージ)
大福、せんべいなどの和菓子(日本茶のイメージ)

なぜか、中国茶に合うスイーツは、見た目に華やかさのない種や、ドライフルーツ・パイナップルケーキや月餅など、いかにも中国・台湾風なお菓子を想像する方が大変多く、あれはちょっと苦手…という声も多く聞きます。

そこで、どう見ても洋風な”デニッシュ”をオススメします。
デニッシュの中でも、秋の味覚・栗やあんのトッピングをしたものがとても緑茶に合うんです。

デニッシュは、バターや卵を多く使っていてサクサク感が魅力ですが、この食感としっかりとした風味に、スッキリとした緑茶に合うんです。
日本茶に、お新香(お漬け物)やせんべいなど、いわゆるしょっぱいものがあったり、あんこなどのしっかりとした甘いお菓子があるのにヒントを得て、バターに含まれるちょっとした塩分(ものによっては無塩です)と、甘み。サクサク感も新鮮で、ちょっと苦みのある緑茶とは、まさにベストマッチ。スッキリとした緑茶だからこそ、色々な組み合わせが可能です。

<ワンプレートティータイムの提案>
*タイル風の平らなお皿(上記写真では、
KEYUCAのお皿を利用しています)
* 和菓子を頂くときの懐紙を敷いてその上にデニッシュを。
* ついでにお皿の上に湯呑みものせて。

お気に入りのスイーツに合う緑茶を選んで、ちょっと優雅なティータイム。
普段飲みの緑茶も、またひと味ちがった愉しみ方ができるものです。

【4】マイ水筒で緑茶!


「外出中や会社で、お気に入りの飲み物を飲みたい」
「エコロジーや節約に感心がある」

こういうニーズからか、マイ水筒派が増えているそうです。
お買い物ついでに、水筒売り場をちょっと覗いてみると、200〜500mlぐらいの保温性・保冷性にすぐれた水筒の種類が、デザイン・色も豊富になってきたように思います。最近は、”ステンレスマグボトル”という名前で、発売されているカップタイプの水筒もあるようです。

 外出先だからこそ、ふだん口にしないものを飲みたい!という好奇心旺盛派(?)もいらっしゃると思いますが、なれ親しんだ味はやっぱり何となく落ち着きますよね。
このステンレスマグボトル、半日ほどは約60度を維持する保温力があるそうですので、緑茶は問題なく持ち運ぶことができそうです。
詳しい機能は 象印さんの商品紹介ページ:
http://www.zojirushi.co.jp/syohin/outdoor/mugbottle1.html をご覧ください。


 ところで、緑茶を煎れて長時間放置すると、色が変わってしまったことはありませんか?

緑茶生活提案【2】冷た〜い緑茶の煎れ方 でも紹介していますが、あたたかい緑茶は、冷めてしまうと白濁したり、茶色に変色することが多々あります。

 白濁は緑茶の成分である、カフェインとタンニンが結合し、時間がたつにつれて結合したものが固まってしまうためにおこります。この現象は”クリームダウン”と呼ばれているものです。再度高温に戻す(つまりは、もう一度あたため直す)ことによって、白濁はやわらぎます。

 緑茶を急須で煎れて、マイ水筒で持参して、いざ飲もうとしたときによく見られるのが茶色に変色してしまっている現象。
これは、緑茶成分・タンニンが鉄分に反応してしまったことによるもので、健康上は特に影響はありません。
マイ水筒が”ステンレス”であっても、水道水に含まれる鉄分やお湯を沸かした時のやかんの鉄など、微量の鉄に反応してしまうのです。

 白濁・変色を防ぐ100%の方法は残念ながらないのですが、以下のことを実践することで、その現象をやわらげることが可能です。

* 水道水を避ける(特に、朝一番の水道管にたまった水など)
* やかんを鉄製ではないものに変える
* 煎れた緑茶に、レモン汁を数滴たらす
* 冷たい緑茶を作るときは、お湯から作らず水出しする


 緑茶や紅茶など、タンニンを含む飲み物には酸(レモン汁などのビタミンC)を加えることによって、色を薄くする(退色)効果があります。
実はペットボトルの緑茶飲料のラベルを見ると、原材料にビタミンCと記載されています。ペットボトルの緑茶も、酸を加えることで美しい色を保つことができるのです。

 遠足やお父さんのお弁当と一緒に持っていくお茶は、ほうじ茶や麦茶が多かったと思いませんか? ほうじ茶や麦茶は、変色の心配がなくある程度冷めても味がしっかりしているので、こういった選択になったのではと思われます。


せっかく始めるマイ水筒で緑茶生活、どこでも緑茶を愉しめるように、色々な工夫をしたいものですね。

【5】お茶菓子をいただく感覚


最近、60歳代の方とお茶を飲む機会が数回ありました。皆さん仕事に趣味にと忙しい毎日をお過ごしの方々ですが、乾燥しがちなこの時期ということもあって、フルーツやあったかいお茶で水分補給をされているそうです。お茶は利尿作用もあるので、飲み過ぎには注意されているそうですが、やっぱりいつもの味を求めてしまうのよね…そんなお声を聞きました。

日本茶が圧倒的に多い中、いつもの味にちょっとだけ変化をつけたい。そんな時に中国緑茶を飲んでいるという方もいらして、中国茶の中でも緑茶を重点的に扱う弊社にとっては、とても嬉しいお声でした。

いつもの味を気取らずに、でもたまにはゼイタクに。いつもの味でも、食べ方・飲み方・とりあわせ・一緒に時間を過ごす仲間など、その時その時少しづつ違った愉しみ方がある。だから”食”が楽しい。

そんな事を考えたので、今日は中国でも一般的なスーパーなどで売られているお茶菓子を、「いただく感覚」で用意してみました。


<普段のお茶菓子をアレンジ>
お茶菓子
お茶菓子
スーパーで売っている状態(箱入り・銀紙包装)
懐紙・お盆に載せて、和菓子風に。

このお菓子は、かすてらという名前にはなっていますが、ちょっとやわらかい栗の茶巾絞りのような食感です。栗・ごま・ミルク・くるみ・抹茶などのフレーバーも充実しています。3箱(1箱10個入り)で10〜15元ぐらいで購入できる、とってもリーズナブルなお菓子です。 銀紙の包みを取って懐紙にのせ、さらに竹製のフォークで食べるようにしました。

売ってい状態(箱や袋に入ったまま)でお茶と一緒に出してしまうと、どうしてもボリボリバクバク食べすぎてしまいがち。 特に3時のお茶の時は、夕食を楽しむためにも、お茶菓子は控えめにしたいもの。今回は、ピンクや緑を入れて春らしさも演出してみました。いつものお茶菓子がちょっとだけグレードアップして、豪華な感じになりました。これで食べ過ぎも防止できそうです。


いつもの慣れ親しんだ味・香りに、一手間かけて季節感とグレード感をプラスして。お子様と一緒に用意すれば、食育にもつながる会話が生まれそう。そんなティータイムを是非愉しんでください。